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僕が居なくなったら


たまには、僕のこと想い出してくれる?





-一片の永遠-



池田屋への討ち入り以降、体調が優れないって理由で
土方さんから静養を命じられている。
そんな大した事じゃないって思ってたんだけど、
やっぱり自分の身体は自分が一番良く解るんだよね。



でも、面と向かって松本先生に【労咳】だなんて言われると、
正直色々考えちゃうもんなんだな。




その時真っ先に浮かんだのが、一君の顔だなんて…
それを聞いたら君はどんな顔するんだろう。
困るかな。呆れるかな。



それとも、哀しむかな。




冬とは言え、陽のあたる縁側は暖かいから、
なんとなくぼーっとしてたら眠くなってきた。
ちょっとだけ、なんて一人で言い訳して横になる。


暖かいな。


気持ちいい。



このまま、ずっと…寝ているのも良いかもしれない。





「…じ、総司」


まどろみの中、一番聞きたかった君の声が聞こえた気がして
ゆっくりと目を開けたら、なんだか少し焦ったような君の顔。

「ン…一君?」

「こんなところで寝て、風邪でも引いたらどうする。」

「ふぁ…寝ちゃったんだ、僕。」


未だ靄のかかる思考を巡らせて、夢の狭間で見つけた問いを投げる。


「ねぇ、一君。僕がこのまま、目を覚まさなかったらどうする?」

「…?何を言っている。」

「だから、僕が居なくなっちゃったらどう思う?ってこと。」


唐突な僕の問いに、少し呆れて、傷ついたような顔をして、
君は答えを探してくれる。



「お前は、居なくなったりしない。少なくとも俺の中では。」


本当、可愛いよ、一君ってば。
それに、優しい。


「もう巡察は終わった?」

「あぁ。」

「じゃ、僕と一緒にお団子食べに行こっか。」

「総司、外出は副長に禁止されているだろう。」

「えー、折角こんなに天気いいのにー。」



そうやってごねる僕に、一君は抱えていた包みを渡してくれる。



「お前がそう言うだろうと思って、買って来た。」


あぁもう、本当に可愛い人だよ、君は。
何だか気恥ずかしそうに顔を背ける君に手を伸ばせば、
僕の隣に座って肩口に温もりを寄せてくれる。


君の温もりは、失いたくない。
ともすれば儚く失せるこの命であっても、出来得る限り永く…
僕は君を守りたい。
組長を務める君に、守りたいなんて言ったら文句言われるかもしれないけど。



「一君、ずっと僕の傍に居てね。」



ずっと



この身が、例えこの世から消えたとて。







----------
なんだか、勢いで書いてるけど…意味不明な感じですね。
プロット纏めてから書いてないから当然だけど。
ひとまず、リハビリも兼ねて勝手に書かせてください。(笑)

初の沖斎は、総司が松本先生から労咳だと告げられた後。


切ないっす。彼の労咳のエピソードは。


2009.01.19
サカキ。
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